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しまもと町民の会

島本町の子育てについて、第二幼稚園閉園を今後に生かすために(2018年6月12日号)

島本町民のみなさん、こんにちは。

前回は思いがけず、第一幼稚園の行く先について考えることになりましたが、もっと手元に視点を戻します。
そうです、第二幼稚園のお話です。
2月の定例会議で可決されました、平成30年度予算。そこに、第二幼稚園解体設計業務として、430万円が計上されています。
今年度で閉園されることは、皆さんご存知の通りですよね。現在は、そこに向けての事務などが粛々と進められているのです。

おそらく、9月の議会において、第二幼稚園の廃園条例が提案可決されるのではないかと思われます。
(※現条例では、公立幼稚園として、第一と第二の二園が定義されています)

こういう手続き一つひとつが進められるのをみると、、、
第二幼稚園が、単なる幼稚園としての枠を越えて、住民と深くかかわり、地元に根付いてきた愛された幼稚園なのだと、改めて感じるとともに、そしてそんな町の財産を私達はまた手放していくのだ、と寂しく感じますね。

いまの保護者、かつての保護者、かつて園児だった方はもちろん、第二幼稚園を愛した町民の方々には、ぜひ、廃園条例採決の瞬間に立ち会っていただきたいと思います。
(ご指摘いただき、採択を採決と改めました。ありがとうございました)

また、行政、議員の皆さんにおいては、廃園条例の賛否を問う採決ですので、心して発言していただきたいですね。

もう一度、直近の保育施設のスケジュール予想を確認しておきます。

2019年9月 第二幼稚園廃園条例可決
(時期不明) 第二幼稚園跡こども園運営者決定
2020年3月 第二幼稚園廃園
4月 小規模保育園(90名)開園 ←用地の契約調整中とのこと
10月 就学前教育無償化開始 ←第一弾参照
2021年4月 こども園開園(第二幼稚園跡) ←第4保育所児童転園先か?
第4保育所耐震化工事により、休園

このスケジュールに沿って進むならば、(ここには載ってきませんが)現在は、第二幼稚園跡に開園予定の、民間こども園の設置業者募集要項を作成している段階でしょうか。

第二幼稚園廃園の際のタウンミーティングでは、跡地に建つ施設は公立を希望する保護者の発言も多くあったものの、財政的な理由により、民間での設置が前提の扱いです。

行政はもちろんですが、選挙では子育て世代応援を大声で訴えていた議員さんも、「公立なんてお金がかかるんだし、当然民間でしょう」ということのようですね。(我々はそのように受け取りました)

ちなみに山田町長は選挙活動中から民間こども園設置を公言し続けていました。

現在出ている情報によると、民間こども園は、200人定員、うち35人を幼稚園相当人数(1号認定)としているようです。200人規模というのは、なかなかの数字ですね。参考までにタウンミーティングで配布された資料を添付しますので、島本町内他施設との定員と見比べてみてください。ダウンロード
定員200人というのは現在の幼稚園の定員数からの数字でしょうか。165人が2号、3号認定の子供の人数ということになります。全国保育協議会の調査報告(2016年度)によると認可保育園の平均園児数は93.5人ということですし、現場の保育士さんとお話ししていても、90人程度が全てのこどもに目が届き活動しやすい規模、ということでした。島本町内の現存の保育所は大規模なのですね。ですが、現在町内公立保育所は、需要過多により、どこも定員を超える園児を抱えているのに対し、町内の某大規模民間保育園においては、保育士が確保できず、定員数を大幅に割っている現実を考えると、複雑な思いがあります。

島本町に住んでいて残念だな、と感じることは、財政的な要因を理由に、ある案が提示されると、そこで代案を考える空気が生まれないことです。財政コンプレックスとでもいうのでしょうか?
現在もなお、財政的に厳しいことは承知しているのですが、そこに全ての理由を集約してしまい、希望も広い見地も持つことなく、島本町としての強みを活かすことなく、財政難⇒支出削減という極めてベーシックでしかない手段だけを選んでいるように感じます。財政難と言えば、それですぐに結論が出されるのです。

今回にしても、第二幼稚園が公立施設であることの重要性はあまり議論されず、行政や議員さんからも
「民間参入や競争が悪いというわけではない」
という焦点を欠いた意見が出て、それが話し合いの場を支配してしまうのです。
そのようなことは民間企業で働く大多数の住民はわかっているのです。

一方、しっかりした議論もなく、民間の保育園を受け入れてしまったトラウマが住民や保護者の間にあるのも、また事実です。

職員さんや議員さんには是非、公立で運営する良さはなんなのか?本当に財政だけが問題なのか?住民の理解を得て公立として存続させることはできないのか?と考えを巡らせてほしいのです。
「公立で残してほしい」という住民からの希望があったにも関わらず、この議論がオープンの場でされず、これではまるで、
「町民は、物事を大局的にとらえることも、個々の案件の詳細も、結局は考えられないから」
と言われているようで悲しくなります。

思い返せば、この件に関連する、保育についてのタウンミーティングは、未就学児をもつ保護者のみが対象とされていました。

町の中にできる保育施設、町から消える幼稚園・・・町の中で起こることに関して、当事者と部外者をどう区切ることができるのでしょうか?
行政職員や議員だけが町の様々なことを考える権利を持っているのでしょうか?
刻々と起こる変化の中で、それでも私たちは4年に1回の選挙でしか、自分の意見を代弁してもらえない?
町のことを考えるのに、住民の中に部外者なんて、一人もいないはずなのに?
あー!もやもやします。

「どうしても民間でこども園を」、というのであれば、せめて、どのような民間に来て欲しいのか、現保護者や子育て世代の声に耳を傾けるべきだと思うのです。

第二幼稚園から毎月発行される園便りを見たことはありますか?
広い園庭だけではなく、目の前の水無瀬川、畑の世話をする人、島本町の自然が詰まった、あの一帯全てが第二幼稚園のフィールドなのです。
待機児童にさせないため、詰め込むだけ詰め込まれた、万年過密状態の保育所児童は、暑い夏の一時の楽しみであるプールを、第二幼稚園まで行き、楽しませてもらっていました。

2年後には、耐震工事のため、一端閉鎖せざるを得ない第四保育所ですが、その受け皿に、と予定されているのが、第二幼稚園跡の民間こども園です。
第四保育所からも距離があるため、どうやって通園するのか、という問題に始まり、通常であれば総入れ替えとなる保育士と、保護者の信頼関係の構築に問題はないのか、等々、懸念事項は盛り沢山です。公立保育所で育っていた子供を、一時的に大量に受け入れることになる民間こども園に対して、保護者は保育方針など、納得して子供を預けられるのでしょうか。

第二幼稚園の閉園は、単に「1つの幼稚園がなくなる」という話ではありません。これは「島本町の保育基準の高さ」を維持してきた公の幼児教育の一端を諦め、地域をつなぐ場所を手放すということです。

そして、さらに、そこに別の保育施設にいた子供たちを移動させ、通園手段や周りの先生を含む保育所での生活環境を全て変えさせる、ということです。
また、第四保育所で一生懸命子供たちを見守ってくれた先生方の雇用を、一時的だとしても、不安定にさせるということなのです。
ただでさえ、保育士不足という状況下において、行政の都合で一旦働く場所を失うことになる先生方は、第四保育所の耐震工事の後、また戻って来てくれるわけではないでしょう。
大切な人材(人財)をみすみす失う、これは以降の第四保育所の存続や島本町の保育に大きく関わることにもなりかねないのです。

確かに(形式上)タウンミーティングは開かれました。
保護者、行政、責任者が参加し、今までになかった試みでした。
けれど、その後、回を重ねる訳でもなく、島本の保育の本質を見直すでもなく、これまで来てしまっています。
タウンミーティングは、開けばいいというものではありませんよね。もしそうなら、これまでのパブリックコメントと同じです。
町長にとっても、職員にとっても、「やればいい」という思いだけで始めたタウンミーティングではないはずです。
もう一歩進んで、もう一歩踏み込んで、
「私たちの意見をもっと聞いてください!いいものが実現できるように一緒に知恵を出しましょう!」
そういうきっかけを期待して、住民も保護者も行政もタウンミーティングに参加しているのだと信じています。

ところで、保育所児童が第二幼稚園のプールを借りていたのはなぜでしょう?
それは、町営プールが閉鎖されたからなのですよ。

少し前には、水無瀬神宮の横を通ると、町内各地区から集まった子供たちの弾けるような笑い声が聞こえていた夏があったのです。
それなのに、私たち大人はまたひとつ、子供の居場所を無くそうとしているのです。
こんなはずではなかったのに、残してあげたいものはたくさんあったはずなのに。

保育もそうです。
第二幼稚園でなされていた、残したい保育があるはずです。
「島本に行けば良い環境でよい保育ができる」
と期待して移住してくる人がいるほどの保育を、これまでもずっと何十年も実践してきたのですから。
子供達にすれば、慣れ親しんだ第四保育所からある日突然、新しい建物・園庭・先生のいる、こども園になるのです。せめて負担にならないような引き継ぎをしてくれる、一部の先生を雇用してくれる、というような配慮を求めていきたいです。
他にはありませんか?
たとえ民間であっても地域と繋がる努力を惜しまない施設であって欲しい、
第三者の目が入り、日ごろの保育がオープンで、情報公開される施設であってほしい・・・など
島本の保育の良さを感じてきた方なら、もっと伝えたいことがあるのではないですか?
島本町に初めてできるこども園なのですから、素晴らしいこども園であってほしくはないですか?

民間こども園の募集要項が作成され、公募が始まるまで、時間はそんなにありません。
今しかできない事なのです。
そして、今やらないと、また後悔するかもしれない事なのです。
島本町の子供達をどう見守り育てるか、とても大切なことです。
「子育ては期間限定」とはよく言われます。自分の子供を育てることに限ってはそうなのかもしれません。けれども、この問題は、「島本の子供たち」の子育てです。

第二幼稚園閉園に関わる様々なことを、ぜひ、第二幼稚園に関わり、第二幼稚園を愛した町民の方々はもちろん、第四保育所に通う園児・保護者・・・いいえ、違いますね、町内にできる施設のことなのですがら、当事者は町民のみなさん全員です。町民の皆さん全員に考えていただきたいです。

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