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しまもと町民の会

戦争体験を聞いて(2017/9/6号)

この夏、島本町、高槻市で戦争体験をテーマにしたイベントがいくつかあり、展示会には子どもたちを連れて参加してきました。

戦争のこと、今この瞬間にも世界のどこかで起きている紛争のこと、子どもたちに伝えていきたい。そう思うのですが、いざとなると、何を伝えてればいいのか、正直分からなくなります。

だからこそ、こういったイベントは貴重ですし、これからも参加して、考え続けたいと思いました。

戦争体験のお話をいくつか紹介します。

Nさんは、朝鮮半島から命からがら引き揚げて来ました。子どもながらに、身近な方を含め、たくさんの死を目の当たりにし、ソ連兵や中国兵の脅威に怯え、高齢になられた今日まで思い出すのが辛かった体験を、後世に伝えるために語ってくれました。

村上敏明さんは、旧満州から大きな犠牲を払い、そのショックから記憶を飛ばしながら引き揚げて来ました。過酷な旅程に、乳飲み子だった妹さんと道中で病気になられたお母様にやむなく毒薬を服用させるという凄絶な経験をされました。それでも何とか記憶をたどり、文献を漁り、82歳になられた今日でもご自身の体験を通して「人間の尊厳を考えるきっかけなって欲しい」と語り続けています。

また、初めて知りましたが、旧満州や朝鮮半島のように、いくつもの国が入り乱れ、混戦した地域では、各地で小競り合いがあり、勝った方の軍はその土地に暮らす、あるいは避難している一般民から略奪、強姦などがあったようです。もちろん、日本兵も然りです。

他にも、原爆の体験、空襲の体験、自分の身体が燃え、隣の人が焼け、首や胴のない死体が転がり、思わず目と耳を塞ぎたくなるような、何とも言えない時間でした。

唯一の被爆国で、敗戦国の我が国には、戦争の悲惨さを伝えるツールは数をしれません。
しかし、「どうすれば戦争が起きなかったか」「政府の方針は間違いだった」「歴史に学び二度と繰り返さない」という見解を、特に公的な機関からみることはありません。当時を振り返る方も「世の中全体がおかしかった」「雪崩のように戦争への風潮が高まった」というばかりです。

当然、戦争は起きてほしくない。戦争を始めるのは国家の重鎮ですが、犠牲になるのは、一般民、特に、子ども、高齢者、障がい者、病気の方、女性など、社会的に不利な方が一番に犠牲になるのです。そして、戦前、戦時中がそうだったように、私たちに選択できる未来はありません。

結論の出ない話になりましたが、みなさんに是非知っていただきたいことは、戦争体験を聞く機会はたくさんあるということ、社会的不利な立場の人から未来を奪われるということ、72年前に起きたことは、いつも世界のどこかで起きていること、そして、またこの日本でも起きる可能性は十分にある状況だということです。

私たちの未来のため、未来を担う子どもたちのためにも、どうか心に留めておいてください。

<イベント紹介>
※すでに終了していますが今後のご参考に

〇子どもたちと考える戦争と平和展
8/8~8/11 高槻市立生涯学習センター

〇いつのまにか戦争ははじまっていた
8/19 ふれあいセンター1F健康教育指導室

〇(元)町立図書館長が語る【旧満州からの引き揚げ体験】
8/21 人権文化センター2F集会室


2017年9月6日 しまもと町民の会 広報部
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