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しまもと町民の会

9月議会の乱(2017/12/08号)

町民のみなさん、こんにちは。
久しぶりのブログ更新になります。
もうすっかり冬眠・・・いえいえ そういうつもりはなかったのです。銘々、それぞれの案件に取り組んでいるのですが、お報せに至る進展がなく、すみません。

さて、先の選挙、4月の町長町議選も、もう半年以上も前のことです。
町長は念願のタウンミーティングを数回行い、議員さん発行の活動報告なども、みなさんのお宅に送付されていることでしょう。
選挙は4年に一度の言わば祭りですが、議員活動はその次の日から始まるわけで、清き一票を投じた議員さんが、どのような活動をするのか、4年間注視し続けるのは、票を投じたものの責務ですよね。
活動報告をまめに配布される議員さんであれば、その活動内容を把握することもできるのですが、そうでない議員さんが日々何をして、どのような課題に取り組んでくれているのか。自分の目で確かめてみたくはありませんか??

・・・というわけで、町民の会では議会の傍聴をお勧めしています!

みなさんは傍聴に行かれたことはありますか?私が初めて議会の傍聴に行ったのは・・・社会人になってから5年くらいしたころでしょうか。父が行く、というので付いて行ったのでした。あれ?平日の休みで相当暇だったのね、私。デートぐらいしろよ、と過去の私に突っ込んでやりたいです。

初めて行ったときには
「長年住んでいる島本町のこの庁舎の中にこんな立派なものがあるのねぇ」
と思いました。
「わぁ、テレビにでてくる本物の議会みたいじゃん!」
「・・・本物や」
呆れたような父の呟きを覚えています。浮ついた私を置いて、「質問」「答弁」といういかにも堅そうな流れで進んでいくわけでね、もう、それ以来、私の議会イメージはきちんとした、いかにも「議会」な厳かな場所なわけです。

そのイメージでいえば、先日報道がありましたが、某議会で赤ちゃん連れで来られた女性議員の話なんかは驚きました。議場が神聖な場所か否か、そういったことには今は触れませんが、それでも、あのお堅い議場の強面のおじさん議員に囲まれて、突然泣き出す赤ちゃんに思わず「べろべろばぁ!」なんてしてしまう、おじさん議員の姿は別の意味で、ちょっと見てみたい気はするのです。議員さんの人間性が垣間見れて和みそうですからね。

さて、そんな他所の議会は置いておいて、わが島本町の議会でもちょっとしたアクシデントがありました。

9月議会のことです。
選挙以降、議会は必ず傍聴者があり、今年はいつになくスムーズに進行できているようです。実際、あまりにもスムーズで会期二日目にして議案ノルマが終了し、三日目の議会がなくなったことも。町民のみなさんの目、素晴らしいですね。

ところが、そんな傍聴者の途切れた一瞬にそれは起こりました。

残念ながら、このアクシデントは、議事録には記載されません。
通常、ホームページで閲覧できる議事録には、質問した議員と答える職員との会話のみが記載されます。両者のマイクを通した発言のみを正式な発言として記録し、なおかつ、議会後、修正希望箇所などを修正したものが議事録として世に出て、閲覧されるわけです。この議事録を作るためには元帳があります。
速記者の方が議会中にマイクを通した発言を中心に、書ける範囲で速記したもので、未校正原稿と呼ばれます。この未校正原稿については請求すれば、だれでも閲覧、及び、コピーが可能です。原則、マイクを通した発言のみが議事録化されるわけですが、速記者さんの力量によっては、不規則発言なども拾われ、発言者の名前は記載されないにしても、未校正原稿にはその時のやり取りができるだけ再現されているわけです。これがもう、面白いんですよ、いや、失礼。

さて、問題の内容です。
ここですべて実況できればいいのですが、なかなか大変なので、適宜抜粋になってしまいますが続けます。

清掃工場(ゴミ焼却場)の改修議案で質問されたK議員にとって、ゴミ焼却に関する包括委託は長年取り上げてきた問題です。どんな些細な変化や兆候も見逃すまいという気持ちから、包括委託に関わるものか、そうではない島本町の単独の事業なのか、毎回慎重に確認を続けていくという姿勢については理解できます。対して、その慎重な質問の回数に、H議員は半ば「またか」という気持ちで思わず独り言を言ってしまいます、それにしては声がでか過ぎますが。。。

H議員「包括委託の問題に変わってるやないか 関係ないやろ」
K議員「毎回それ言われるんですけど、関係ないことはないと思います。議長、整理してください」
H議員「議長、整理したって」

ガーン!「議長 整理したって」です。なんてフランクな議会でしょう!年長者や議長への言葉遣いとして適しているのか、角界であれば説教されるところです。ですが政治は実力主義、しかも大きな独り言ならば咎められないという懐の広い島本町議会です。ここでゴングは鳴り響きました。
議長は「静粛に」と言いますが、さらにI議員が本格的に乱入してきます。H議員とI議員の野次(主観でしょうが、断言します。野次です)で、もう誰が何を言ってるのか阿鼻叫喚、交錯します。ここは議長にビシッとしめてもらいたいところですが、議長になりたてで緊張されているのでしょうか、だんだん語気が弱まってきます。対して野次はペースが上がってきます。

K議員「ちょっとお二人、ひどいよ」
H議員「ひどいのはあんたや なにをいうてんのや!」

はい、これはもう呼応してません?会話が成立してます、独り言ではありません。デカい声で人の質問時間に乱入し啖呵をきってます。

議長「静粛に」「議案に沿った内容で話をあまりふくらませないで」

どっちを牽制しているのかわからない議長ですが、さすがにまずいと思われたのか

議長「静粛にお願いしまーす」

そこ、語尾を伸ばすところではありません。悪ノリを助長してどうする!頼むよ議長。議長を制するのは一体だれなの??

これ以降、マイクを通して話しているK議員と議長の声と同じくらいの大きさで、I議員とH議員の野次が続きます。他の議員はよく耐えられたなと思うレベルです。議員って忍耐。

K議員「せっかくここまでね、若い議員さんも粛々とやっておられるのに。そうやんなぁ、ほんま」

時折出るK議員の、近所の気のいいおばちゃんぶりが、ちょっと笑えます。
野次の雨嵐の中、「静粛に」「議案に沿った内容で」と繰り返す議長に

K議員「じゃぁ 何が外れてますか?」と詰め寄ります。
議長「いや、はずれてない・・・」

外れてないんかーい!
それならビシッと不規則発言を制して進めていただきたいところです。
ところが、この後も延々5~6分に渡り野次は続きます。聞いてるこっちがしんどくなってくきますが、その間ずっと野次られつつもK議員は質問を続けます。ハートが強い。
質問も終盤に差し掛かり、H議員とI議員の野次の中、挙手せず野次を飛ばすI議員に

K議員「I議員、ちょっと静かにしてください。私の質問時間の間中、ずっと不規則発言されてますよ、手も挙げずに」
と勘忍袋の緒が切れたのか、咎めます。すると
I議員「はい!議長!わたくしも質問したいでっす!」

あらま、こんな禁じ手ありなんですね、K議員の持ち時間にこの完全なる悪ノリ・・・面白すぎます。議員歴も長くなってくるとこんな余裕も出てくるのですね、頼もしい。

とまぁ、約10分間のほぼ8割ほどが野次ラップという新しいジャンルのBGMのなか、議会は進められました。議会ってエキサイティングですね。新人議員さんには、これがデフォルトだとは思っていただきたくない内容です。ですが、あまりにも議場が荒れて乱れた議会としては島本町議会史上にも残るレベルではないでしょうか。「9月議会の乱」と勝手に名付けます。

K議員はブログの中にも今回の件に触れられています。
K議員のブログ(9月16日の記事)
これを受けてI議員も反論のブログを書かれています。
I議員のブログ
 
「ハレンチな野次だ」VS「議案外質疑に対する注意だ」
と泥仕合の様を呈していますね。
(H議員は、残念ながらこの件に関してはブログなどでも発信されていないようです)

各々の主張だけを読んでも、実際がわからないことには町民のみなさんには、状況が理解できないかもしれません。9月議会の内容は音声データとして残されています。未校正原稿にも、多少省略されているものの、記載されています。どちらも「公文書」としての取り扱いになるので、請求すればどなたも閲覧・複写も可能です。

(この閲覧、及び、複写に関しては、住民の権利を侵害することになりかねない事態がこの後あるのですが、それはまた別のブログで)。

ぜひ、音源を聞いていただき、これは野次なのか、注意喚起なのか、町民が見ていないところでの議員さんの仕事ぶり、議会のあり方など考えていただきたいと思います。
本当はインターネット放送などが整備されれば、わざわざ請求する必要もないですし、周りの議員さんの様子も垣間見られるかもしれませんが、島本町議会にとっては遠い理想です。
昨年までに視察などされ、実現も近いのか?と聞いていたのですが白紙に戻ったようで残念です。

「9月議会の乱」を通し、議員さんのある意味、人間的な部分が見られたとは思うのですが、これは議場で見せたパフォーマンスではありません。
パフォーマンスは、パフォーマンスとして理解していながらやることで意義を見出すものです。
例えば、前述の子連れ議会を試みようとした女性議員。いろいろな報道や賛否もありますが、彼女と、それを映したメディアのパフォーマンスは社会に様々なメッセージを残し、一定の効果があったと思います。
島本町議会のそれは、ただただ議会と議員の品性を興奮の中で晒すようなものになりました。これに救いがあるとすれば、それは「9月議会の乱」の様子を伝え聞いた複数名の町民の方から情報公開請求や議長への面談とお願いなどの行動が挙がったことです。
行政と議会、この二元体制を支える町民が、はっきりとその存在感をしめされたこと、これは本当に素晴らしいことだと思うのです。「選ばれればそれで4年間安泰」と胡坐をかく不遜な議員を許さない、そんな強い意志を感じます。思えば、そんな町民の方がいるこの島本町だからこそ、私たちは町民の会を立ち上げ、活動しているのだと改めて感じます。

師走で忙しさにかまけてだれていてはいけません。素晴らしい町民のみなさんに有益な情報を発信できるよう、私たちもしっかりしなければ、と姿勢を正す機会をいただいた「9月議会の乱」でした。

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