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しまもと町民の会

JR島本駅西地区の都市計画に係る住民説明会の講評(2018年1月25日号)

引き続き、JR島本駅西土地都市計画の話題をお届けします。

島本町民のみなさん、説明会にはどのような感想をお持ちでしょうか。みなさんのご意見、ぜひお聞かせください。

さて、多少気は重いのですが、町民の会メンバーとして、説明会に参加した私見を書きます。政治団体でもなんでもない、いち町民としての私見です。

はじめに断っておきますが、私は開発に賛成でも反対でもありません(いまのところ)。
それは、どちらにも大きな課題があると考えているからです。

今回の説明会、行政側としてはいつかは通らねばならない茨の道なわけで、そういう意味では、ある程度の覚悟はできていたものと思われます。
今までの他部門等での説明会を想定すれば、反対派多数の会になるであろうとは予想できます。
説明会の趣旨を「やっと粗方かたまった概略案の内容をお知らせする場」とし、この時間を耐えれば「説明会をしました」という実績は作れるわけで、行政の対応を思い返せば「何を言っても会場が荒れるのは想定済み」。ということであれば、「耐えるだけの時間」それ以上でも以下でもなかったはずです。
ましてや、賛成派議員も見つめる中です。「セオリー通りに粛々と進める」、私が職員であれば、その一心ですね。そして、そういう意味ではあの説明会は成功です。部長の対応にも、さすがと感心しました。

ただし、あの説明会を成功とするならば、この先、島本町で行政は「住民参画のまちづくり」を語るに値しないな、そう感じる少し残念な説明会でもありました。

質問された町民の方々は、本当に良く勉強されていました。
勉強された方ならではの質問が続き、全く何も知らずに参加された方は面食らい、理解しづらかったかもしれません。
ですが、それだけ長期間待たされ、危機感を持ち、この説明会に臨んだという事でしょう。
そんな熱のある町民の方に対し、一方、説明する側がいくら「耐える時間」と割り切っているにしても、司会進行のまずさ、壇上に上がる行政マンとしてのお行儀の悪さは、参加している人々にのっけから悪印象を与えるのでは?と心配になりました。
説明する側も、もう少しポーカーフェイスで、司会がもう少しバランスを考えて対応できていれば、あそこまで荒れることなく、ひいては、「前向きな気持ちで質問したい」という方の発言を引き出せたのではないかと、悔やまれるところです。
一括りにはできないのかもしれませんが、反対派の空気に圧倒された、という方は少なからずいるでしょうね。

質疑応答に当たっては、パブリックコメントの取り扱いについて「都計審に諮った」を繰り返すことで、都計審への不信感を町民に持たせてしまいました。
当時の都計審のメンバーや議員さんもいる中でのあの言動は大丈夫なんだろうか?とも思いました。
今後、様々な委員の公募において、住民協力が必要な場合でも、参加しようという気持ちに対し、ハードルをあげてしまったな、と感じました。
内容に関しての質問に及ぶと、「概略案がでたところである」「具体を決める際に説明する」と参加者の意図している部分をごまかすような回答で、争点をぼかされた苛立ちに、参加者からは不満の声が多数出ました。
参加者は、あの日の、あのスケジュール内に設定された、あの説明会の意味を本当に良く理解していたということですね。

パブリックコメント、意見募集への行政の対応の仕方については、参加者の不満はピークに達しました。
「住民参画」の名のもとに行われている二つが形骸化したものだという思いは、行政とその関係機関への不信感を上塗りしてしまいました。
これ以降、「誠実に対応している」「誠実に住民意見を尊重した町政を行っている」と、何を持って示すことができるのか、行政に残された方法は少ないです。
どのような判断をするのか、注目したいと思います。

とまぁ、残念な説明会ではあったのですが、説明会中には笑いがあったりもして、一瞬空気が緩むこともありました。
ふれあいセンターの閉館時間が迫っているにもかかわらず、納得できない住民がなかなか退室しない中でも、強引に退出させるような強行手段を取らなかったし、また、完全終了された後にも個人的にお話しに来る参加者の話を、部長は聞いてらっしゃいました。「都市計画部に来て2年、住民と対峙するのは初めて」と仰っていましたが、この大事な局面であの職責を任されるにはふさわしい方なのでしょう。
会場の片づけを自主的に手伝う参加者の方もいて、「終わった後はノーサイド」という、島本ののんびりした一面も見ました。行政も町民も「敵対したいわけではない」という姿を見たように思います。

個人的には、最初の質疑応答がツボでした。
島本町単独で、このような大がかりな計画は経験がありませんので、町の財政負担で、ノウハウのある大阪府から職員さんに出向していただいてます。
町民:「スケジュールが遅れたらどのような不都合がありますか?」
担当者:「まちづくりなので多少の経費がかかります」
あなたが・・・言っちゃう・・・失笑してしまいました。

参加されていた開発派の議員さんは、どう思われたのでしょうか。
ぜひとも、何らかの発信をしてくれないかなぁ!なんて思います。

2018年1月25日 しまもと町民の会
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コメント

1. 今後の対応に期待したい

こんばんは。いつも鋭い投稿を拝見させていただいています。
私も住民説明会に参加しました。都市計画に反対ですし、今までのこの計画に対する町の対応はひどいものだったと聞き及んでいます。
しかし、実際、説明会は開催されたし、あの場の雰囲気を見ると説明会第2弾をどうしても期待してしまいます。
都市創造部部長も「真摯に対応する」と言っていましたし、今後の町の対応に期待したいです。
まずは、意見を応募して、その内容を町がどれくらい汲んでくれるか見届けたいものです。
これからも情報よろしくお願いします。

Re:今後の対応に期待したい

コメントありがとうございます。
都市創造部の方々も予想外の反応だった!という感じでしたね。
ただ、今回でこの案件が『住民の注目度が高い』ものと認識されたのではないでしょうか。
あとは、意見募集にどれくらいの応募があったかでしょうね。次回説明会を求める声が大きければ、可能性もあるかもしれません。

2. 議員の意見が聞こえてこない

今回の説明会には、都市計画審議会委員の町議員も何名かみえていたようですが、何の発信もなさっていないように見えます。
発信されているのは、以前より農地保全を訴えている市民派と一部の議員だけですね。

Re:議員の意見が聞こえてこない

コメントありがとうございます!
議員さんがどのような意見を持っておられるかは、多くの町民の関心事だと思うのですが、説明会の雰囲気を見る限りですと、当案件を前面に出していない議員さんは、あまり首を突っ込みたくないのが本音でしょうね。
それでも任を請け負っているのであれば、発信することも議員の役目だと認識してほしい気持ちはありますよね。
もし直接当人と話す機会があったら是非聞いてみてください!そして、その内容を教えてくださいね。

3. 推して知るべし

自民は町の選挙の際、開発賛成をうたってました。
某議員は西側の地権者一族ですし、開発したくてやるのでしょう。
そう考えれば、議会の構成が自民多数である限り、開発は強引にでも進められると思います。
町長がどう思っているのかはわかりませんが、
このキモの部分で自民の機嫌を損ねたら、他のまつりごと全部に協力してもらえず、徹底して嫌がらせをされて、挙句、町政が滞ったと詰られるのだと予想します。

Re:推して知るべし

コメントありがとうございます!
確かに「大勢」の力というのをあらゆる場面で感じます。ただ、それも少しずつ変わってきていると感じられるのも確かです。
町民のみなさんも、当件について、賛成だ、反対だ、どうするこうする、と言っても、みなさん、島本町のことが好きで、真剣に考えていることが伝わってきます。
みんながみんな、対立構造を望んでいるわけではありません。今回の住民説明会においても多くの参加者から「対話」を求める声があがっていました。ここから、行政も町民も少しずつ歩み寄っていけたらいいなと思っています。
行政、議会においても「利」だけではない想いがそこにあると、私たちは考えています。
町民のみなさんにも、行政に興味を持って、もっともっと町民主体で盛り上げていきたい、そのような想いから、一般町民である私たちも、仕事や子育ての合間を縫って、みなさんに発信しています。
閲覧していただくことはもちろん、コメントをいただくことも大変ありがたいです。
今後ともよろしくお願いします!

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